こんにちは!@kakeyangです!
僕らはセプテーニの事業開発本部アドテクノロジー部に所属しているのですが、
僕らとは別の業界に身を置く方々にとって、アドテクノロジーって言われてもピンとこなかったりしますよね。
そこで今回は、アドテクノロジーとはなんぞや、について語ってみようかなと思います。
1回では全てを語り尽くせる気がしないので、詳細を他のメンバに任せつつやってみようかなと。
アドテクノロジーとは?
「アドテクノロジー」というワードなのですが、英語だとAd Technologyと表記します。「アドテク」「アドテック」なんて略したりします。
文字通り広告関連技術を指すのですが、インターネット広告特有の技術領域というよりは、
インターネット広告関連システム群を表現していると解釈したほうが正しいと思います。
では、インターネット広告関連システム群ってなんだよって話なんですが、
僕は以下の3つに分けるのが分かりやすいと考えています。
- メディア(広告を表示する領域を提供する)
- 広告配信(メディアに、場合によっては或るロジックに従って広告を配信する)
- 効果計測(配信された広告がどの程度の効果、収益を上げたのかを評価する)
メディアって?
メディアとは、ただのWEBサイトのことではありません。数百万、数千万のユーザを集めて始めてメディアとしての意味をなします。
インターネット広告のはじめの一歩は「表示されること」ですので、
より多く表示され、より多くの人の目に留まることが、広告の価値向上につながります。
メディアのシステムを運用上で、最も難しく、そしてエキサイティングなのはやはり、
大量のトラフィックを以下にスマートに、且つ、安定的に捌くことじゃないでしょうか。
セプテーニでは、2011年2月現在、自社媒体事業を本格的には展開していませんので、
ここでは詳細は割愛します。
広告配信って?
広告配信と一口で言っても、かなり多くのプレーヤーが存在し、広義的にも狭義的にも解釈することが出来ます。- メディアのネットワークを持っているところ
- 配信エンジンを持っているところ
- 最適な広告を配信するために「使える」情報を集めているところ
- 最適な公告を配信するために「使える」情報をマイニングし、ネットワークに提供しているところ
有名なのはこちらの図ですよね。
Terence Kawaja’s IAB Networks and Exchanges Keynote
これはアメリカの相関図を表してるのですが、まさに群雄割拠、
見ているだけで泡吹きそうになります(汗)
で、このあたりは別のメンバーが詳しいので、きっといつかエントリしてくれることを信じて、
本記事では詳細を割愛しようと思います(他力本願)。
効果計測って?
広告を運用する上で、最終的に広告主様に求められるのはやはり、広告を打つことで結局どの程度のいいことがあったのか?です。
インターネット広告を評価する指標は以下の3つから成ります。
- Impression・・・広告の表示回数
- Click・・・広告がユーザにクリックされた回数
- Conversion・・・広告経由でユーザが成果(購入や入会など)に至った回数
これらの比から、一般的に以下を広告運用の指標にしたりもします。
- CTR(Click Through Rate)・・・表示された広告のうちどの程度クリックされたのか?
- CVR(ConVersion Rate)・・・クリックされてWEBサイトに流入した後、どの程度コンバージョンに至ったか?
CTRはクリエイティブそのもの(バナーや説明文等のテキスト)が、
CVRは広告とLP(ランディングページ)とのマッチングや成果点までの動線の良し悪しが、
一般的に反映される指標です。
また、各アクションに対する単価も評価の対象になります。
- CPC(Cost Per Click)・・・クリック単価(1クリックにかかったコスト)
- CPA(Cost Per Action)・・・成果単価(1コンバージョンにかかったコスト)
これらの指標を計測、レポーティングするのが効果計測ツールと言われるシステムになります。
そして、これらアドテクノロジーをセプテーニの自社サービスとして開発・運用していくのが、
僕達アドテクノロジー部の責務になります。
イメージ湧きましたでしょうか!?