FLINTERS Engineer's Blog

FLINTERSのエンジニアによる技術ブログ

【Septeni Original新卒3ヶ月】成長できる研修、挑戦できる環境、崩れ去る社会人像

社会人とは

僕が小学生の頃、社会人は皆、スーツを着て、朝7時に家を出て、出社時間の8時のそのさらに10分前には会社に着き、偉いおじさんの朝礼を聞き、夜は22時くらいに帰宅し、休みは土日だけ…というものだと思っていた。

実際にそのような暮らしをしている方々も少なくは無いかもしれないが、僕が入社したこの会社は様子が違っていた。具体的には…

  • 服に指定無し(真っ赤なフード付きパーカーを着ている人(僕だ)や金髪ピアスの先輩もいる)
  • 10時出社19時退社(2年目からはいつ来ていつ帰ってもOK)
  • 朝礼はしたことがない(そもそも朝は人がいない)
  • みんなめっちゃ休む(新婚のメンターは有給をとって1週間以上会社に来てない)

僕の中の社会人像は粉々に崩れ去ったが、それでも不真面目に仕事をしている人はいない

思うに社会人とは、どんな服装だろうが、何時に来ようが、仕事に責任を持って取り組み、コミュニケーションを怠らず、結果を出していく人の事なのだろう。
僕はこの会社に入社して、そう考えるようになったし、そうありたいと思うようになった。

Septeni Originalに入社して3か月

本来の趣旨であった、この会社に入ってからのことについて話す。

新卒研修

できるようになったこと

期間は3ヶ月半と長いようで短いものだったが、できるようになったことは多い。

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技術一覧

  • Scalaの構成要素の理解と使用ができるようになった
    • immutableな実装とコレクションメソッドの威力、traitの利用、type parameterの利用、implicitの用法3種類、OptionとEitherとTryの使い分け、Dependency Injectionの良さと実装、など
  • テストの重要性とその実装方法を知った
    • バグの発見ができる、リファクタリングのし易さ向上、他モジュールへの依存性高さの発見、ScalaTestの書き方、Mockの意味ややり方、など
  • PlayFrameworkが使えるようになった
    • routesの設定、controllerやviewの書き方、DBとの連携、など
  • DDD(ドメイン駆動設計)に則ったドメインモデルの構築とコードへの具現化を実践できた
    • POやチームメンバとのディスカッションを通じたドメインモデルの構築、ユビキタス言語の抽出、エンティティやバリューオブジェクトやアグリゲートの使い分け、DDDを意識したコーディング、など
  • Gitを駆使したチーム開発を実践できた
    • ブランチやコミットやMRをこまめに分ける、コンフリクトへの対応、相互レビューの実践、など
  • そのほかの基本的な知識の習得と実践ができた
    • よく使うlinuxコマンド、よく使うgitコマンド、DBクエリの作成実践、Dockerを利用した環境構築、など

こうして書いてみると本当に多い。研修の最中は、本当に成長しているのだろうかと疑問を持つこともあったが、4ヶ月前のPython+Kerasで使い捨てのコードを書き、機械学習の真似事をしていた自分と比べたら、技術的に成長し、随分とできることが増えている。
今なら、多少複雑なロジックを持つWebアプリでも、作れるような気がする。

心理的安全

研修生である我々の心理的安全性を守ろうとしてくれている雰囲気を強く感じた。

わからないことが溜まらないように頻繁に気にかけてくれたり、相性なども考慮して、研修生2人に対してメンターが2人ついたり。
たまにある1on1で困っていることやキャリアの相談に乗ってくれたり、チーム配属の希望を最大限尊重してくれたり。

全力で育ててもらえるのだから、全力で伸びようとする気が湧いてくるのは人間の心情だ。
僕も後輩が入ったら全力で可愛がろうと思った。

イベント

積極性を持って行動すれば、挑戦できる機会が多い。
新卒1年目だからと制限されることもない。

僕が参加したものだけでも、社内の勉強会、開発合宿、ビジネスコンテスト、などがある。
他にもScalaの祭典Scala Matsuriや、社外の勉強会など、挑戦の機会は無限にあると言って良い。

社内の勉強会

社員が興味を持って取り組んだことを共有する会があったり、業務で触ることの少ないフロントエンドの会があったり、興味のある本の読み合わせがあったりする。
先輩方のバイタリティの高さに驚くばかりだ。

開発合宿

平日に2泊3日で湯河原の温泉旅館に泊まり、1年後にさわりそうなこと、というテーマで興味の赴くまま開発を行う。
業務で触らない技術が身につくし、接したことない先輩とは仲良くなれるし、ボードゲームは楽しいし、飯はうまいし、無料だし(笑)
控えめに言っても最高の体験だった。

詳細↓ labs.septeni.co.jp

ビジネスコンテスト

セプテーニグループの社員なら誰でも参加できる、ビジネスコンテストがある。
実は来週の火曜日が本番で、今まさに準備している段階だが、自分のアイディアを形にして、それを経営層にレビューしてもらえるという希少な体験ができる嬉しいイベントだ。
しかも、コンテストで上位に残れば、グループから資本金が提供され、当該事業に取り組むことができる。

僕のビジネスプランは「拡張現実ソーシャルメディア
ボロボロに酷評されるのか、はたまた評価されるのか、それはわからないが何れにせよ良い経験ができるだろう。

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僕のビジネスアイディア

これから

来週の火曜日からは研修生4人、それぞれ別のチームに配属され、それぞれのキャリアを歩んでいくことになる。
研修で力がついたとはいえ、現場で働く先輩方と比べたら、技術も人間性もまだまだヒヨッコだろう。

ただ、ヒヨッコにしかできないこともあるはずだ。詳しくは覚えていないし、誰が言っていたかも覚えていないが、入社したその日に偉い人がそんなことを言っていた。

ヒヨッコなりに、自分の能力の研鑽を怠らず、先輩に臆せず、主体性を持った社会人になれるよう、行動していく所存だ。

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ヒヨッコ