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起業家インタビュー第二弾 株式会社Vasara 上河原 圭二代表インタビュー

みなさんこんにちは。@kouhei328です。
今日は前回好評だった[起業家インタビューシリーズ]の第二弾として株式会社Vasara代表取締役 上河原 圭二さんにインタビューをしてまいりました!

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1982年11月30日生。奈良県出身
関西大学商学部卒。
05年 4月 新卒で株式会社セプテーニ入社。
05年 7月 名古屋拠点立上げに参画。
07年 4月 名古屋支社長に就任し、
       中部エリアのインターネット広告市場拡大に専心。
07年10月 セプテーニグループ17期年間MVP受賞。
09年 1月 オーバーチュア社(現Yahoo!スティング)
       08年下半期西日本個人MVP受賞。
09年10月 新しいインターネットサービスを展開すべく
       株式会社Vasaraを設立。
       代表取締役に就任し、現在に至る。




名古屋支社で営業マン,支社長として数々の賞を受賞しご活躍された上河原さんが新たに東京で株式会社Vasaraを立ち上げようと思ったきっかけを教えてください。

名古屋支社で働いて4年程たった頃に佐藤さん(セプテーニ代表取締役社長)から
Vasara設立のお声がけを頂いたのがキッカケです。
当時、僕自身新しいことにチャレンジしたいと思っていたこともあり
心機一転やってみようと決意しました。

中部エリアから関東に拠点を移してみて変わった点などあれば教えて下さい。

一番感じたのは人の多さが全然違うところですね。
名古屋で営業を4年やってきてある程度人脈も広がってきていて自分としては『イケてる』と思っていたのですが東京に来て今までとはまた違ったタイプの優秀な人達と出会い、まだまだ頑張らなきゃいけないと非常に痛感しました。

株式会社Vasaraを立ち上げまもなく2年が経ちますがやってみて気づいた点あれば教えてください。

事業を立ち上げて凄く感じたのが広告代理事業で営業をやるのと、事業を0から立ち上げるのは勝手が全く違う点ですね。
例えばどういうターゲットでいくか、どの市場で一番を狙うのかだったりその為にはどういうリソースが必要で、どうスケジュールを進めて、どう差別化をしていくのかとかそういう事を細かくリサーチや分析を行っていくという事だったり自分たちで0から事業をつくるという事がこんなにも大変なんだと思い知らされました。
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起業アドバイスについて幾つか質問させてください

日本ではまだまだ【起業=リスク】と考える若者が多いと思いますが上河原さんが考える起業の魅力とは何だとお考えですか?

起業のいいところは自分主体で出来る所ですね。良い意味でも悪い意味でも成功と失敗が分かりやすいというか結果が良ければ嬉しいし、悪ければ反省して次に繋げていこうって勉強にもなる。もちろんリスクを感じることもありますがそういう直に結果が自分に跳ね返ってくる経験が出来るのは起業の素晴らしい所だと思います。


起業を志す若者に向けて、学生時代にした方が良いことを教えて下さい

若いうちから起業を意識しているならビジネスモデルを考えたり、人脈を広げたり、
ビジネスコンテストなどに出場したりする事は凄くいいことだと思います。
僕自身は若い頃バイトばっかりしてたので・・(笑)それはそれで悪くなかったんですけどね。

自分の経験として良かったと思うことは、やはりセプテーニに社員として入った事ですね。
起業する前に一度組織の中で働くことを経験できたので、会社を大きくしていくイメージやポイントを掴むことが非常に良かったです。
特に、自分は少人数の組織や拠点開設というアーリーステージの環境が多かったので。


これから起業を目指す学生や若者に何かメッセージをいただいて宜しいでしょうか?

月並みですが「やらない後悔」は、「やる後悔」より強くなると思います。
人が30代,40代で経験することを10代,20代で経験できるのってその後の人生にとっても物凄く良い経験になると思います。
頭で色々と考えるのも大事ですが、意外とやってみると大抵の事は描いていた結果と異なってきますしやりたいと思ったら考えずにまずやってみる事も大事だと思いますね。
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続いて株式会社Vassaraについて幾つか質問させてください

Vasaraの事業内容と会社の雰囲気を教えていただけますか?

事業内容としてはネット広告事業をメインでやっている一方で、メディア事業の強化も行っています。将来的には両軸でやっていける仕組みにしていこうと考えています。
社内の雰囲気としては個性を尊重しようという流れがあって実際に年齢も国籍もバラバラで非常にアイデンティティのある優秀なメンバーが多いですね。
色んな考え方をもった個人が集まり色んな意見をぶつけ合うことで新しいアイディアが生まれてきたりします。

Vasaraではソーシャルアプリなどの開発も行っているかと思いますが実際につくってみて気づいた点があれば教えて下さい

一番感じたのは社内にエンジニアは必要だということですかね。
サービスを運用をしていく上でスピード感をもってユーザーのニーズに答え、楽しませるコンテンツをつくっていくには自分たちでしっかりつくれる基盤が必要だと感じました。

VasaraのWebサイトや上河原さんの下克上Blogで度々、[変化]や[挑戦]というキーワードが出てきますが今後インターネット業界でどのような事に挑戦していきたいとお考えでしょうか?

事業をつくる上でいつも考えるのが誰か【困っている人】がいてその課題を解決してあげる事が新しい事業だと思っていてそういう世の中に必要とされるサービスや事業をつくっていくことににどんどん挑戦していこうと考えています。


最後に上河原さんが社長としての持っている信念を教えていただけますか? また今後どんな経営者になっていきたいと考えていますか?

信念というか人間としては常に謙虚にいたいなと思っています。
自分がどんなに偉くなっても、年をとっても色んな人を尊重出来る人間で居たいと常に意識しています。

経営者としては、働く社員が家族や友人に自慢できる会社にしたい、
そして「ありがとう」をたくさん生み続ける会社にしていきたいと考えています。



まとめ

謙虚で丁寧な姿勢を感じるのと同時に事業に対する前向きな姿勢とクライアントやユーザー、それから社員に対する熱い想いが伝わってきました。また上河原社長の前向きで勉強熱心な話を聞いていていると妙にモチベーションが上がっている自分に気づきました。
こうやってどんどん人を巻き込んでいくことが起業家として大事な能力なのではないかと感じました。