FLINTERS Engineer's Blog

FLINTERSのエンジニアによる技術ブログ

海外駐在までにやったことを思い出してみた


こんにちは・・・orz

昨晩の大雨でオフィスが水浸しになってテンションだだ下がりの@kakeyangです。

いきなり愚痴ですが、ベトナムでは雨漏りは別に珍しくないことなので、ビルの管理者にクレームを入れても「日本人は何を細かいこと言ってるんだ」的な感じで全くとりあってくれないのが納得行かないんですよね。

写真はオフィス移転のお祝いに友人から頂いたものなのですが、その彼は4月に日本へ帰任するという事で、4月は出会いと別れの季節です。

僕もちょうど1年前頃に、ベトナムに赴任するためにあれこれ準備していたなぁと、ふと思い出し、どんなことをやったのかをつらつらと書いてみます。

これから海外に赴任される方にとって、少しでもお役に立てれば嬉しいなと思います。

タスクの洗い出し

最初は「一体何をやったらいいんだ」レベルから始まりました。

時期的にはセプテーニグループがこれから海外進出を始めようという頃だったので、周りも手探りな感じでした。

まあ、赴任するのは自分なので、自分の脳みそで考えて行動するのが一番重要だったんじゃないかと思っています。


  • タスクはオフィシャル/プライベート共に。
  • まずはマイルストーンを置く。
  • マイルストーンから逆算してスケジュールを引いてみると、今やるべきことが見えてくる。
  • 赴任日もとりあえず決める。それに合わせて動く。

他の海外赴任予定者にヒアリング

幸い、同じ時期に社内に海外赴任を予定しているメンバーが数名おり、時期的に彼らのほうが先に動いていたため、「ぶっちゃけ何していいかわかりません!教えてください!」という体で話をさせてもらいました。

普段は仕事では絡んでいなかったのですが、思い切ってランチに誘ってみたのが始まりです。

彼らも率直にたくさんの知見を共有してくれたことは、本当に幸運なことだったと思っています。


  • まずは情報交換できる状況を作る。
  • 現地への事前視察では何を重点的にすべきか?
  • ブレーンとの契約をどう進めるべきか?
  • 社内の関連部署とどう連携していくべきか?

現地での事前視察

現地に実際に行ってみないとわからないこともたくさんありました。

赴任前に2回、事前視察を行ったのですが、その際に僕がやったことは下記です。


  • 現地ブレーンとの契約の詰め
  • 現地採用の段取り
  • 開発環境/プロジェクト管理等の確認
  • 社外環境(治安/交通/生活基盤/周辺の企業)の調査
  • 現地での人脈構築(とりあえずまずは日本人を探す)
現地には様々な面でサポートしてくれる方々がいらっしゃったことも、僕にとっては非常に幸運なことだったと思っています。

ビザの申請

赴任前に当然やらなくてはいけないのがビザの取得です。

ベトナムではワークパーミット就労ビザ)は現地法人がないと取得できないのですが、当時はまだ現地法人のライセンスを取得できていなかったため、3ヶ月のマルチビザをとることになります。

下記はビザを取得する際に必要なモノです。これを持っていけば1時間程度で取得出来ます。

東京:在日ベトナム大使館

ベトナム大使館所在地 : 小田急線 代々木八幡駅下車
東京都渋谷区元代々木50-11
TEL : 03-3466-3311/4

持っていくもの


  • パスポート(ビザ申請時に残存期間が3ヶ月以上あるもの)
  • ベトナム大使館指定の申請書(VISA APPLICATION) 1部 (大使館にある)
  • 写真 1枚(縦4cm×横3cm程度 白黒・カラーどちらでも可。写真裏に名前記入)
  • ビザ申請費用 16,500円

日本住居の引き払い

会社によっては日本の住居を引き払うことをしないかもしれませんが、僕の場合は日本で家賃を支払いたくなかったので引き払っちゃいました。

引越しの際の手続き関連は、こういうサイトを使うと便利ですが、ざっとこういうことはやんないとダメですよね。


  • 不動産に1ヶ月前には連絡
  • ガス/水道/電気/プロバイダへの連絡も忘れずに。電話でOK。
  • 郵便局へ転送依頼を出しておけばとりあえず安心。その他(銀行等)は基本的には住所変更はWEBから可能。
  • 今回は長期出張扱いなので、転出届けとパスポートの住所変更は不要。

お世話になった人への挨拶

海外赴任となると、次会えるのがいつになるかわかりませんので。

  • 家族
  • 古い友人
  • 同僚

番外編: やっておけばよかったと後から思ったこと


  • 歯医者へ行く(ベトナムの病院は不衛生で行きたくない)
  • 日本の歴史を知る(日本のことを外国人に詳しく説明できないとダメ)
  • 英語のヒアリング力(映画を見れるように)
  • いろんな種類のIT系勉強家に参加(こっちで実践したい)
英語版は、こちらのSEPTENI TECHNOLOGY Developer's blogをご覧ください!

次回からは、よりオフショア開発に関連する記事を書いていこうと思います。