FLINTERS Engineer's Blog

FLINTERSのエンジニアによる技術ブログ

Google エンジニアによる最新モバイル テクノロジー(Google mobile session)に参加してきました

こんにちわ@damayaです。
2013.07.18に六本木ヒルズで開催された「Google エンジニアによる最新モバイル テクノロジー(Google mobile session)」というセミナーに参加してきました。


メモ書き程度ですが内容を少しまとめて紹介いたします。
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アジェンダは、
- Play Games API
- Modern Android Design
- Payment new features and IABv3
- Supercharge your Apps with the YouTube API Platform
- Level Up Your Android Game
- Play Services API
- Grow Your Audience with Google+ Sign-In
- Developer Console Updates
- Google+ session
- How to build great Android apps
になりますが、同一時間で2か所での講演もあった為、全部に参加できておりません。
参加できたものと、参考になって印象に残ったものを箇条書きいたします。

Play Games API

・ソーシャル(Google+)なゲーム体験(リーダーボード・アチーブメント・マルチプレイヤー・クラウドセーブ)、共有(サークル・ユーザーの許可)プラットフォーム(AndroidiOS・ウェブ・その他)
・リーダーボード等のサンプルプログラムはGitHubで公開(https://github.com/playgameservices/android-samples)している
・アチーブメントやランキングなどのAPIは1行のコードで実現できる
・リーダーボードのランキングの計算ロジック(1回目よりも2回目のほうが得点が高かった場合は、2回目を最高記録とする等)が実装されている
クラウドセーブの目的は、新しい機種に変更した際にデーターが保持されないので、端末ではなくユーザー(Googleアカウント)に紐づける
クラウドセーブも1行のコードで実現
クラウド保存領域は、スロットが1〜4存在し、各128kバイト
・マルチプレイヤーAPIとして、ルーム機能と招待機能が使用可能

Payment new features and IABv3

・有料アプリの利用率が、2012.05〜2013.04の1年間で7倍増加
アプリ内課金は2倍増加タブレットでの使用率は1.7倍増加
SDKをIce Cream Sandwichにすると2.0倍〜2.2倍の課金売り上げが増える
評価の★は、★0から★1になると74倍のダウンロード数になり、★1から★3になると1.8倍のダウンロード数になり、★3から★5になると2.8倍のダウンロード数になる※スライドが早かった為、倍率は正確ですが★の数は自信ありません
Google Playのギフトカードを販売予定
・プロモーションとして、ギャラクシー端末購入時にGoogle Playで使える金額をキャッシュバック等を考えている
・キャリア課金は課金手段全体の50%の割合の使用率
・In App Billingの購入フローテストができるサンドボックスを用意
・今後はIABv3(Android2.2〜でGooglePlay3.9.16以上で動作可)を使用してほしい
デベロッパペイロードとして、購入データーから署名をチェックし本物かどうかを確認できる
海賊版対策としては注文番号もチェックすることが可能

Level Up Your Android Game

より喜んでもらう、より多くのユーザーに遊んでもらうこと
・アプリに必要なPermissionだけを設定し、必要のないPermissionまで求めると★の評価が落ちる
・アプリのアイコンの重要性は高く、アイコンからコンセプトが伝わっているかを確認したほうがよい
インタラクティブポストとしてGoogle+に自分がプレイしているゲームを投稿することができる
・海外市場を狙うなら、その国の言語に対応していないと売り上げはもちろんダウンロード数も見込めない
・USBやBluetoothのコントローラーに対応

Google+ Sign-In

・over-the-Air Android Install機能として、HTMLタグ(https://developers.google.com/+/web/signin/#step_3_adding_a_sign-in_button_to_your_page)で実現可能

How to develop great applications

・バックボタンの処理に気を使ってほしい(戻るではなく、アクションゲームであればPAUSEする等)

まとめ

・1.ユーザーが気持ちいい、ステキに思う、感動するものをつくる
・2.ユーザーのEngagementが高くなる
・3.ビジネスの成功(売り上げの向上)
・4.さらに投資→1に戻る(repeat)
・最新のテクノロジー(Google Play Game Services、Google+ Sign-in、YouTube API Platform、Google Play Services)を使って・・・
・高いクオリティ(App Quality Guidelines、素敵なUI/UXデザイン:Android Design)を実現してください
・→素敵なユーザー体験
・→高いUser Engagement
・→ビジネスの成功
・ゲームの場合は、タブレット対応」「Backボタン対応」「高速が画面描画」「コンソールゲームに近い体験」
・アプリの場合は、「素敵なUI/UXデザインとしてアクションバーの色・テクスチャー変更」「App Navigationの実現」「最新のUI/UXパターン」「タブレット対応」「Androidらしさの表現」「気持ちいいアニメーション/スクロール」

How to develop great applicationsの中で、「タブレット所持ユーザーは、比較的お金を使ってくれるユーザーなので、デザイン等でちゃんとタブレット対応したほうがよい」というのがとても印象的で、自分がタブレットユーザーなだけに納得しました。